今回はこのような悩みにお答えします。
本記事で学ぶ内容
この記事を読むと得られること
・オークションのかんたんな知識を得られる
オークション形式で販売する方法をわかりやすく解説します。方法は2種類あり、それぞれの特徴は下記のとおり。
Sell to highest bidder の特徴 | ・一般的なオークション形式 ・競り上げ式のため、人気作品ならどんどん価格が高くなる ・定められた期間内に最高値を入札した人が落札する ・締め切りの10分前に入札があった場合、時間が10分延長される。 ・入札額が「1ETH」を越えた場合、手数料のガス代がかからない |
Sell with declining price の特徴 | ・誰かがNFTを購入するまで価格が下がり続ける ・最初にオファーを入れた人が落札 ・早めに落札(購入)されやすい反面、価格はそこまで上がりにくい |
「んー、もうすでにわけわからん、、」と思うかもしれませんが、大丈夫です。特徴を全て覚えなくてもオークション販売はできます。大事なことは1つ2つくらいなので、安心してください。
オークション販売の前に
NFTをオークションで販売するには、NFTを「コレクション」にアップロードしておく必要があります。
やり方は »「【2022最新】Opensea(オープンシー)の登録・使い方・出品方法を解説」の「OpenSeaでNFTを出品する方法」で詳しく解説しています。参考にどうぞ。
OKですか?では、オークション販売の解説をしていきます。
Sell to highest bidderの始め方

「Sell to highest bidder」は最高値入札者が作品を落札する「イングリッシュ形式」のことです。もういちど特徴を下記にまとめます。
- 一般的なオークション形式
- 競り上げ式のため、人気作品ならどんどん価格が高くなる
- 定められた期間内に最高値を入札した人が落札する
- 締め切りの10分前に入札があった場合、時間が10分延長される。
- 入札額が「1ETH」を越えた場合、手数料のガス代がかからない
はい、オークションといえばこの形式が一般的ですよね。ようは「期間内に、だれよりもお金を出した人がNFTを勝ち取る」ってことです。最初はそれだけわかっていればOKです。
オークション作成までのおおまかな流れは下記のとおり。

- 手順 ① オークションの詳細を設定
- 手順 ② メタマスクに署名
- 手順 ③ オークションを確認する
設定や操作はかんたんなので、ぜひ一緒にやってみましょう。
手順 ① オークションの詳細を設定

- 手順 ① オークションの詳細を設定 →今ここ
- 手順 ② メタマスクに署名
- 手順 ③ オークションを確認する
では始めていきましょう。

コレクションから作品ページに飛び、『Sell』をクリック。

『Timed Auction』をクリックし、 『Sell to highest bidder(イングリッシュ形式)』を選択します。

『Starting price』で開始価格を入力します。金額は、コレクションの最低価格である「Floor Price」より低く設定できません。
最低価格を設定できる「Include reserve price」が、オプションで設定できます。指定した価格以上の入札がなかった場合、作品は販売されずに終了する機能です。
※「Include reserve price」の最低価格は1ETH以上です

オークションの期間を設定していきます。「1日」「1ヶ月」「6ヶ月」など大まかな設定から、細かな時間帯の設定も可能です。お好みでどうぞ。

設定できたら「Complete listing」をクリック。
手順 ② メタマスクに署名

- 手順 ① オークションの詳細を設定
- 手順 ② メタマスクに署名 →今ここ
- 手順 ③ オークションを確認する
次に進みましょう。

初出品時のみ、ガス代が発生します。MetaMaskが起動するので、内容を確認して「確認」をクリック。
ガス代ってなに?
ガス代とは、言いかえると「手数料」みたいなものです。一部のアクションを起こすときに必要になります。メタマスクにガス代がない場合、下記のとおり手順をふんでください。
とりあえず、5000円分くらい入金しておけば大丈夫でしょう。
では続きをやっていきます。

メッセージ右下にある矢印マークと「署名」をクリックすればオークション開始です。
手順 ③ オークションを確認する
- 手順 ① オークションの詳細を設定
- 手順 ② メタマスクに署名
- 手順 ③ オークションを確認する →今ここ
オークションが無事に開始されたかどうか、作品ページに飛んで確認しましょう。

チェックするポイントは「① WETHになっているか」「② オークションの説明文が表示されるか」の2点です。②は、価格横の矢印マークにカーソルを合わせると表示されるはず。
OKでしたか?あとは、いっぱい宣伝して認知度をあげましょう。
キャンセルも可能
オークションを途中キャンセルすることも可能ですが、ガス代がかかります。

作品ページの「Cancel listing」をクリック。

「Continue」をクリック。続いてメタマスクの「確認」をクリック。
これでキャンセルできます。
Sell with declining price の始め方

「Sell with declining price」は、落札者が現れるまで価格が下がっていく「ダッチ形式」のことです。
もういちど特徴を下記にまとめます。
- 誰かがNFTを購入するまで価格が下がり続ける
- 最初にオファーを入れた人が落札
- 早めに落札(購入)されやすい反面、価格はそこまで上がりにくい
「早い者勝ち」のオークションですね。注意として、売れなければ価格はどんどん下がっていきます。しっかり宣伝しないといけません。
オークション作成方法は「Sell to highest bidder」とほぼ変わりませんので、すぐに慣れるはず。

作品ページから「Sell」をクリック。『Timed Auction』をクリックし、 『Sell with declining price(ダッチ形式)』を選択します。

Starting price (開始価格)を決めます。そして、値下がりの限界価格はEnding price (終了価格)で設定できます。
限界価格まで値下がりしても落札がなければ、設定した販売期間後にオークションは終了します。
あとは 手順 ① オークションの詳細を設定 から流れは同じで、販売期間を設定してメタマスクに署名すればOKです。
まとめ

本記事では2種類のオークション販売方法を解説しました。意外とかんたんにできませんでしたか?
オークション販売を通じて、作品の価値が現在どれくらいなのか確かめるのもありです。うまくいけば、価値を高めることも可能です。
何より大切なのは、一度経験することで新たな発見、課題が見つかること。ぼくもどんどんチャレンジして、みなさんと一緒に成長していきます。